江戸崎祇園祭〜まつりが始まるまで

江戸崎まちなかの人々は皆祭り好き。 祇園祭が始まる1~2ヶ月前くらいから、すでに準備にとりかかります。夜になるとあちこちから「お囃子」の音色が聞こえて来ます。祭りが始まるまで、どのような流れで準備がすすめられているのかご紹介いたします。

江戸崎祇園祭の始まり

毎年7月上旬には、各町内ごとに一斉に「常会」や「全町会議」が行われ、祇園祭のさまざまな決めごとを行います。 ここから本格的に祭りに向けての準備が始まります。山車や神輿の準備に取りかかるのと同時進行で様々な準備がすすめられ、祭りの安全祈願として「神参り」も行われます。

常会の様子(根宿町)
全町会議の様子(戸張町) 鹿島神社にて神参り
祭りの安全を祈願(大宿町)
宮司によるお祓い(根宿町) お清めの盃をいただきます
お囃子と踊りの練習

江戸崎の祇園祭にかかせないのが、山車の上で演奏される「お囃子」。そして披露される伝統の「踊り」です。祭りが近くなると、まちなかのあちこちからお囃子の練習の音色が聞こえて来ます。

公民館での練習(荒宿町)
商店街にお囃子が響く(本宿町) 真剣な音合わせ(根宿町)
子供達も一緒に練習(大宿町)
町内の広場での練習(戸張町) 子供達も楽しんでいます(荒宿町)
山車の前で踊りの練習(本宿町)
女性の方々の手踊り(根宿町) 曲目を書いた札(大宿町)
山車の装飾(花作り・提灯の準備など)

江戸崎の山車は、特徴的なのはその飾り付けです。各町内ごとに違う色合いの「花棒」と「提灯」 山車の頭部分が回転する「ぶんまわし」の時に、その花棒が開いてとても綺麗です。 それらの装飾も町内のみなさんが集まって作ります。祭りの楽しみのひとつです。

花は一つずつ手作り(田宿町)
200個近く作ります(田宿町) 山車の棒に装飾(田宿町)
花棒に花を付けます(大宿町)
大小様々な提灯(田宿町) 提灯は大切扱われます(荒宿町)
町名の紋が入ります(本宿町)
大宿町は「を」の紋 飾られる数も様々(戸張町)
山車の運行合図用拍子木(大宿町)
山車には運行安全のお札(荒宿町) まちなかには「しめ縄」が張られます
浜町のノボリ旗の御柱立て

江戸崎祇園祭りの開催の目印として、町内の入り口付近に「ノボリ旗」が立てられていました。 現在では、天王町の八坂神社境内入り口、まちなかでは浜町のみが立てています。大正橋、JA稲敷の前に立ちます。

1.御柱の土台用の穴掘り 2.土台を持ち上げて 3.土台を設置します。
4.御柱飾りの笹としめ縄
5.御柱を土台に差し込んで... 6.一気に引っ張り立てます。
7.御柱が立ちました。
8.のぼり旗を掲げて.. 9.完成。

このようにして、まちぐるみでの準備の末に「江戸崎祇園祭」が開催されます。

各家庭では祭りを楽しみにやってくるお客さんや、帰省する家族のためのもてなしの準備にかかったり、 それらすべてが、えどさきまちなかの夏の風物詩です。

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